こんにちは、「初めての爬虫類お迎えガイド」LilRepのマグです。
今回は、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)のアルビノ3モルフをご紹介させていただきます。
アルビノと聞くと、真っ白の個体を想像してしまう人も多いと思うのですが、実はレオパのアルビノは真っ白の子はいないんです。
今回は、レオパのアルビノについて、3種を比較しながら解説させて頂ければと思いますので、最後までお付き合いください。
アルビノについて
アルビノとは、黒色の色素が欠損した(アメラニスティック)個体の事を指します。
アルビノは、黒色を作るチロシナーゼと呼ばれる物質が、全くない場合とほとんどない場合の2種類が存在します。
チロシナーゼが全くない場合の物を、T-アルビノと呼び、チロシナーゼがほとんどない場合の物を、T+アルビノと呼びます。
しかし、レオパの場合、T-アルビノは現段階では発見されておらず、レオパのアルビノの全てがT+アルビノになります。
そのため、レオパのアルビノは、本来黒色の模様の部分が褐色になっている個体が多くみられます。
レオパのアルビノは、現在固定化されているのもで、トレンパーアルビノ・レインウォーターアルビノ・ベルアルビノの3種類が存在します。
トレンパーアルビノ
トレンパーアルビノは、1996年にRon Tremper氏によって発見されました。
アルビノの中で、1番最初に発見された種で、別名テキサスアルビノと呼ばれることもあります。
体色は、茶色から薄い黄色、オレンジ、薄いピンク、薄い紫、白色とさまざまで個体差があります。
模様も個体差があるのですが、多くの個体でバンド状の模様が見られます。
また、ブリーダーさんの間では、トレンパーアルビノの体色の濃さは、卵時の孵化温度によって変化すると言われています。
目は、銀色結膜に赤い血管が浮き出た目をしています。
有名な、コンボモルフでラプターなどがあげられます。
レインウォーターアルビノ
レインウォーターアルビノは、Tim Rainwater氏によって発見されました。
アルビノの中で、2番目に発見された種で、別名ラスベガスアルビノと呼ばれることもあります。
体色は、全体的に薄い黄色で、ピンク色のバンド状の模様が見られます。
また、他2つのアルビノと比べて体色は明るく、薄い個体が多いです。
個体の大きさも、他2つのアルビノと比べて小さい傾向があります。
目は、アルビノ中でもっとも暗い色をしています。
有名な、コンボモルフでタイフーンやサイクロンなどがあげられます。
ベルアルビノ
ベルアルビノは、Mark Bell氏によって発見されました。
アルビノの中で、3番目に発見された種で、別名フロリダアルビノと呼ばれることもあります。
体色は、黄色とラベンダー色で、茶色の斑点が見られます。
目は、アルビノの中で唯一、薄いピンク色をしています。
有名な、コンボモルフでレーダーなどがあげられます。
以上、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)のアルビノの3モルフを比較、ご紹介でした。
今後も、爬虫類に関する事をどんどん発信していこうと思いますので、よろしくお願いします!